製造業のマーケティング戦略
昨日は、製造業のマーケティング戦略。
【最大の学び】 セグメンテーションの横軸は「顧客」、縦軸は「製品」。
【背景】
昨日の講義ではいくつか演習を行いました。そのうちのひとつの演題が以下でした。
・以下の上市事例をR-STPにて説明せよ!(リサーチはどのような方法でもよい)
上市事例というのは、株式会社エアウィーヴの事例でした。
※R-STPについてはこちら。RはResearchのR、STPはSegmentationのS、TargetingのT、PositioningのPですね。
私自身は、STPの図を作るのに、より正確に言えばそれぞれの図の軸・基準を考えるのに、なんだかもやもやしていたのです。
STPでググると↓のようなそれぞれの図がよく出てくるんですが、軸・基準がよくわからないので、S・TもPも同じようなことしてるなーという印象だったんです。
出典:セグメンテーションとは?ターゲティングとの違いと変数を解説 (dyzo.consulting)
が、もう一度考えてみると、S・Tの図では、横軸は「顧客」、縦軸は「製品」だと考えると合点がいきました。
STPをよく知る方々にとっては、当たり前のことなんでしょうけどね・・(汗)。
また、STPについては、書籍「MBAエッセンシャルズ第3版」のなかでわかりやすい説明がいろいろあったので紹介しておきます。
・市場の細分化(セグメンテーション/Segmentation)
「(中略)そこで、大きな市場をいくつかの市場に分けることになる。その際に
顧客の持つさまざまなニーズを同質のニーズを持つグループに分けることが市場の細分化である。」
・標的市場の選定(ターゲティング/Targeting)
「細分化された市場の中でどの市場を狙っていくのか、それを決めるのが標的市場の選定(ターゲティング)である。(中略)市場を選定する際に、重要なことは自社の強みを生かせる市場を選定することである。また、選定した市場が今後も成長の可能性を持っているか、その市場の中で充足されていない何らかのニーズがあるか、などを考えながら標的市場を選定する必要がある。」
・ポジショニング(Positioning)
「(中略)その中で、選択の際に重要と思われる2つのことを2軸のポジショニング・マップで表し、自社製品と他社製品の位置を見ていくことになる。そこで重要なのは、いかに他社製品と重なり合わない位置づけをし、自社の優位性を確保できるかである。(中略)有利な軸の組み合わせで自社の位置づけができたら、しっかりとそのポジションを伝えていくことが必要となる。」
以上、初歩的な学びのご紹介でした。。