創発的戦略の遂行 ~シャボン玉石けん社と生方製作所社~
本日も「実行のマネジメント」。まず、前回の講義の復習後、以下などを学びました。
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1)創発(自律)的戦略の背景にある考え方: イノベーション・マトリクス、S字曲線
⇒ 分析による計画的戦略を柱にしながら、ラディカル・イノベーション(破壊的イノベーション)の可能性のある創発的戦略で補完する。
2)変化への組織的対応方法: 組織学習
⇒ ダブル・ループ(学習)とシングル・ループ(学習)
⇒ ダブル・ループは創造的、シングル・ループは適応的
(ダブル・ループは改革、シングル・ループは改善とも言えるかな?)
3)組織学習論を理解するためのエッセンス:
・認識し、新たなアイデアを創るために異なる部門間の交流が効果的(職能・事業部)
・これらを支えるローテーション
・インフォーマル組織の再考: QCよりも自発的。一人でできないことの提案へ結びつく。
4)トップ、ミドル、従業員の役割
常に変化する環境に対して・・
・戦略は、計画的に進めながらも創発的取り組みを採用
・組織は、常に新しいものを取り入れながら、時としてダブル・ループ学習も進める
・完全な整合性は実現できないので、柔軟な対応が求められる。
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で、事前に配布されていた
シャボン玉石けん様と生方製作所様のケースを使って、以下の問いにつきグループワークを行いました。
① トップ、ミドル、現場の役割(行動)を考えよう
② シャボン玉石けん様や生方製作所様へのアドバイスを考えよう
グループワーク後の講評のポイントとしては、以下でした。
・計画遂行で利益を効率よく獲得
・全社からアイデアをつむぐ仕組み
・多様で広い視野から消費者を見る
・全体感をもった持続的な学び
問いの①と②に対する回答例は割愛。
今日も、グループワークの板書が「わかりやすい」と褒められたのでした(嬉)。