製造業の情報化支援
先日の授業は、製造業の情報化支援。
まず、「情報化」ってどういうことなんでしょうか?
情報化って・・
IT化?
デジタル化?
いま流行りのDX?
はい、うまく答えれませんでした・・
で、講義の中での答えは以下。
「情報化とは、情報によって業務を管理する仕組み(管理システム)を構築し、導入、運用することである。」
・・・うん、これでもよくわからん。
とにかくですね、我々が将来役に立ちたい相手は、中小企業。
多くの中小企業に足りないものは、
「管理の仕組み」
なんだそうです。人が足りないのでもなく、カネが足りないのでもなく。
なので、(中小企業にとっての)情報化って、
情報によって業務を「管理する仕組み」(言い換えると、管理システム)をつくって、
導入して、運用するってことなんだそうです。はい。
これだけでも少し進化した気がする。次!
で、今度は、中小企業の「製造業」が必要としている
「管理の仕組み」=管理システム
って、どういうのがあるかっていうと、大きく分けると以下3つだと。
①事務系管理システム(財務・会計・販売・給与)
②生産管理システム
③品質管理システム
①は、
- 一般的企業活動事務を効率化するもので、
- 資金の流れとか、利益の状況を把握して、必要な記録を管理するものです、と。
②は、生産ってついてるぐらいなんで、
- 製品の生産・製造のプロセスを管理するもので、
- 生産量、原材料、在庫、作業負荷、作業新緑の状況を把握するものです、と。
最後の③は、品質ってついてるので
- 製品の品質を管理するもので、
- 要求品質、検査、不良、改善ポイントの状況を把握するものです、と。
ふう。。
①~③のなかでは、生産管理システムが一番大変 なんだそうです。
で、うえの①②③といった情報システムを導入するときの課題はこんな↓感じだそうです。
☑安価で使い勝手の良いパッケージシステムがない
☑情報システムベンダには、会社の管理の仕組み構築するという視点やノウハウが足りない
☑経営陣に知識が足りず、導入しようとしているシステムの良し悪しや自社とのマッチ度が判断できない
☑現場作業のプロセスにおいて、情報システムに十分なデータを入力する工程がどれだけの負担になるか、あらかじめの判断がしにくい
で、中小企業診断士にとって重要なのは、
〇(中小製造業における)
中小企業診断士に対する主な支援ニーズ ですね、と。
ということで、講師の方が以下の8コを挙げてくれました。
ダントツ1位は
1.管理の仕組みづくりの支援 だそうです。ほかには・・
2.生産効率向上のための課題抽出支援
3.品質管理活動の改善支援
4.品質管理システムのISO認証取得支援
5.情報システムの要件定義支援
6.情報システム活用の問題点洗い出し支援
7.構築/調達する情報システムの評価支援
最後に・・
8.従業員の教育・研修支援
といったかんじだそうです。
長くなってしまいました。次のエントリーでは
②生産管理システム
③品質管理システム
について書きたいと思ひます。